こたえてマイ・ドリフター
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こたえてマイ・ドリフター

大島かもめ

時代に翻弄される二人の男の行く先は

2024年1月15日
自分の力の及ばない世界で、幼い日の思い出を支えにもがきつづける二人の男。凡庸な感想ですが、一本の映画を見たようなお話でした。骨太なストーリーと一冊にまとめ上げる力はさすが大島かもめ先生です。215Pでよく綺麗におさまったなぁと感心してしまいます。じっくり上下巻とかだったら辛くて途中で挫折してたかも…。相当に重い話でした。
ハピエンではありますが余韻もなかなかのものなので、精神的に健康なときに読むのをおすすめしたいです。
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