娘がいじめをしていました【分冊版】
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娘がいじめをしていました【分冊版】

しろやぎ秋吾

やっぱりこういうときに狂わせるのは…

ネタバレ
2024年1月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 気になって全部購入して読みました。
読んだ感想として、こういうときに判断を狂わせるのはネットを含めた群衆なんだなって再認識しました。
無料以降で読める内容としては、中盤ら辺で相手方(いじめられた側)の母親が友達の親の発言をきっかけにいじめをした子の詳細を写真付きでネットに拡散。そこから消しはしますが、時すでに遅くネット民の暴走によりいじめた側の家への誹謗中傷や妨害が始まっていきます。
当人達は置いてけぼりで周りが正義感ゆえにヒートアップして人権なんてあってないようなものになっていく様子は、現代のネット社会を象徴しているシーンと思いました。悪いことをしたと言え、相手は機械ではなく人間。悪いことをしたら何しても許されるわけじゃないというのが匿名になるとここらへんの認識が消え失せる人が多すぎます。
本作はイラストが可愛い分そこら辺が酷いくらいに描写されています。
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