このレビューはネタバレを含みます▼
ヤクザの若頭受けとゲイバーママ攻めの話で、270ページとボリュームがあります。前作未読の為、二人の出会いやヤクザ/ママになった経緯はわからないですが、若い頃(二十歳)の話が3話分くらいあるので、あまり疑問に思う事なく読めました。なぜヤクザ受けなのかも納得です。受けが自分の代で家業を終わらせる為に動き、若頭から組長に襲名する。ただその事を口にはしないので攻めは心配するが、何を考えてるのかを感じ取りそっと見守る、お互い信頼し合える腐れ縁の二人の話でした。ヤクザ物にありがちな抗争シーンは一切ないので安心して読めますが、裏を返せば一定に話が進む感じで、恋愛物としてのドキドキは感じませんでした。落ち着いた大人の恋愛が好きな方向けかと思います。受けがめっちゃ好みなんですが…語の内容が盛り上がりが薄く感じてしまいあまりハマりませんでした。でもエロはしっかりありますし絵はとても綺麗です。受けが寡黙なヤクザなので、このくらいの落ち着いたストーリーがピッタリだと思いました。