葬送のフリーレン 公式ファンブック
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葬送のフリーレン 公式ファンブック

山田鐘人/アベツカサ/キャラメル・ママ

新しい要素がほとんどありません

2024年1月20日
葬送のフリーレンは、今まで読んだ漫画の中でトップ3に入るくらい好きな作品。
なので、漫画本編はもう何度も読み返しています。

それだけに、このファンブックは残念でした。
というのは、本編で分かることしか書いていないのです。

公式ファンブックというものを買うのは、2作品目。
1作品目は呪術廻戦で、実はつい先月買ったばかりでした。
呪術は2021年に出ていたのですが、まぁ大事なのは本編だよね、とこれまでどんな漫画でもファンブックはスルーしてました。
ただ、ふと先月買ってみたら、本編では分からない作家先生が考えていることがふんだんに盛り込まれていて、新しい発見や深い理解が得られてとてもよかったんです!

なのでその勢いでフリーレンもファンブックが出たらすぐ買ったのでした。
ところが、作家先生への新たな取材が全くなく(イラストはありますが)、編集者が漫画を再編集した(整理してまとめた)だけの内容でした。

冒頭のカラーイラストと初期ラフデザイン、巻末の作家先生のイラストのごく一部が新しいだけでした。(全体の1割程度)。
しかし、カラーイラストとラフデザインは過去のものなので、本当に新しいのは巻末のイラスト3pのみ。
各ページの下部にみんなの応援メッセージがあるのは漫画にない要素ですが、正直これは私にとってはいらない情報でした。

ファンブックとしての内容は★1くらいの内容なのですが、漫画が本当に好きなので★3としました。

コアなファンより、初心者くらいの方が向いているかもしれません。
全170ページ。
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