イノセント ベル【コミックス版】
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イノセント ベル【コミックス版】

伏線回収の後、あらたな伏線?

ネタバレ
2024年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「シークレットノート」のスピンオフが「ハイドランジアケージ」で本作はそのまたスピンオフ作品です。。。が恐らく本作のために、先の2作品も確かにそのときはメインだったけど、本作を読んで思うことは、先の2作品はプロローグでもあったのかなと。そう思わされる程の主役感のある作品です。「シークレットノート」の小枝のお婆ちゃんと「ハイドランジアケージ」で描かれていた事故と絵葉書がこう繋がってくると誰が想像しました!?って話ですよ。それに第1話の冒頭とラストでの朝陽の独白は一言一句同じなのに、その一つ一つの言葉が持つ重さ、深みが上下巻読んだあとでは全く違います。さらに、芥先生のXによると、ハイドランジアケージ番外編は、本作上巻のラストに挿入されることを初めから思い描いていたことだったり、特にハイドランジアケージに出てくるヨヒラの一つ一つの言葉はトトキからの導きだったんだなと繋がりが分かるたびに、芥先生、どんだけ綿密かつ先を見通して描いてるの!?となりました。3作品と各キャラクターの年表がほしい。。。てか作ろう。
今後、トトキが天宮兄弟(とくに雨情ファミリー)と触れ合うことで刺激され、記憶と身体の機能面の両方に奇跡が起こるといいなと思います。9話の扉絵、めっちゃヨヒラと親子してて泣けてきます。まだまだ彼らの話が読みたいので是非続きを書いてもらえると嬉しいです。今度こそヨヒラの出自も出てきそうかな?「イノセントベル」が重い雰囲気の作品だったので、番と子どもたちに激甘な話が読みたいです(笑)
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