野良猫×ノンケワンコ





2024年1月20日
まず通常版とR18版の表紙のデザインの違いに驚き!同一人物とは思えないギャップと言うか、二面性??失礼ながら少々品の無い表紙に引いてしまい、かなり購入を迷いましたが『夜の薗田』のスピン元ならば… と、年末の値引き&クーポンで2冊一緒にポチリ。ですが、う~ん… 正直『薗田』だけで良かったな。順番を逆に『薗田』を先に読み、同じ位のテンションと甘エロを期待をしたのが余計にいけなかったのかも知れません。博人の弟でヒモ体質なノンケの慶太(攻め)が人生で初めて出会ったゲイの水谷(受け)に惹かれて… な、お話。エチはするけどディルド扱いでノンケが触るな!と、かなりの拗らせ受け。愛情に恵まれなかった過去のトラウマから「何も与えなければ 何も、無くさない…」とバリアを張るも、薗田のナイスアシストで最後は野良猫から可愛い飼い猫に。あとがきに「何を考えているか分からないキャラ」をテーマに水谷を描いたとありますが、まさにその通りでノンケとゲイの境界線にやたらと拘って「ノンケが盛るな、ノンケのプライドは無いのか」と強く当たるけど、そっくりそのまま返して「水谷よ、ゲイのプライドは無いのか?」とツッコミを入れたくなりました。欲しがってるの自分じゃーん?w 懐いたと思えば離れ、試し行動もする気紛れで寂しい野良猫。傷付いた過去の描写が弱いので、もう少し深く描いてくれたら水谷の言動や行動にもっと説得力が出たのでは?と思いました。エチシーンは多くローシェンプレイか?って位に汗と汁にまみれてますが、全体的に甘さは無くエロさも感じませんでした。気持ちが通じ合ってからのエチもラストに1回のみで尺も甘さも足りず、これで終わり?な感じの閉じ方でハピエンだけどハッピーが足りず… でした。番外編で本編の糖度不足をその後の2人が甘く補ってくれたら評価が変わったかも知れませんが、何であの番外編にしたんだろ…?本作は2015~17年にかけて描いた作品ですが、絵のタッチや服のデザイン、背景のトーンのチョイス、その他 色々表現が古くて20年前の作品と言われても何ら疑問に思わない仕上がりと、個人的に苦手なコミカルな場面に使われるマスコット風のキャラと表現が多くて 内容云々の前に合わないな~と思ってしまいました。これは作家さんの作風・センスですし、人それぞれの感性や好みがあるので相性の良し悪しは仕方がないですね。失礼しました。総180P、修正は甘く白線が2~3本。
もっとみる▼

いいねしたユーザ1人
-
あいか さん
(女性/30代) 総レビュー数:705件
年齢認証
ここから先は、18歳未満の方には不適切な表現が含まれる作品を取り扱っています。
あなたは18歳以上ですか?