アイ、セイ【単行本版】
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アイ、セイ【単行本版】

朝田ねむい

ラインナップの振り幅、ハレの日が有り難い

ネタバレ
2024年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 234p、表題作含む4作品+表題作の描き下ろし+あとがき(各作品についての作者様コメント)+店頭配布特典ペーパー。
この4作品のラインナップの振り幅よ!「ディーン」は、いやいやいや、この終わり方でも決してニッコリとはなれないよ?性癖による本人の苦しさもあるだろうが性癖とはきっと本当に難しいもの、ずっと隣合わせで行くのだろうがひと時でも穏やかな時があったのは良かった。「クラスメイト」は、もう…沈むしかない、気持ちが…。「ハレの日」は、もうもうもうこのラインナップに入れてくれてありがとうございます!と手を合わせたくなったほっこりできる作品。最後に表題作の「アイ、セイ」もクセ強作品。好きな人から同じ好きが返って来ない辛さは思いのほか心に重く突き刺さる。涙のシーンがそれをよく現していた。
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