愛日と花嫁
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愛日と花嫁

渚アユム

かみさまとにんげんの

ネタバレ
2024年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新しい解釈?のお話だなって、最初思いました。
動物が神様として扱われるのは多神教によくあったりしますが。
オメガバースと合わせて、こういう世界観のお話となるとは、、、ほんとうに素敵なお話です。

最初の話の、生贄については、無知で愚かな人間ってって、、憤りを感じてしまうところもなくはないです。
クロも理不尽な死に怒りますが、それはクロが人のようにものを考え感情を持っていたから、なのかなと思いました。
弱肉強食とはいうけれど、人間はそもそも弱ですからね、生贄文化はただの弱いものいじめだなと。
口減しの意味もあるのでしょうが。
無知というのは本当に恐ろしい。
獣より賢いと思っているものが獣より恐ろしいことをするのだから。

施し人間のルカさんが、愛し愛されて逞しくなっていくのが、嬉しいです。
クロもバカではないけど他の神様より劣っていることを自覚しており、知らないことを学ぼうとするのは素敵です。
これからの2人をあと少し(子供が生まれるまでのお話かな?)楽しみにしております。
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