傷モノの花嫁 分冊版
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傷モノの花嫁 分冊版

友麻碧/藤丸豆ノ介

一人称名前呼びと浅慮が目につくように

ネタバレ
2024年1月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最新11巻まで読了。
よくある姉妹で虐げられてる方がスパダリゲットの話ですが、絵が美しく次々とページをめくってしまいます。顔芸クズ姉と白馬の王子気取りな粘着質男のザマァを見届けたくて読み続けてました。

最初、辛い環境にいながらも健気さを失わなかった主人公に好感を持っていましたが、クズ姉の所業への溜飲がある程度下がった現在、ふと主人公へのモヤモヤが湧いてきました。

因縁のブツを懐で所持し続けてた理由に同情する反面、多方面でいらん誤解を生む行為ですし、その騒動が落ち着いた後も「いや、また懐しまうんかい!」な展開。今後またそれを話に活かすのかもだけど、【膝使って二つにへし折って、火にくべる!】が正解でしょ?
その後用事ないのにうろちょろした事で『○家の紋章』の○ャロル展開で…。
そう言えば姉が紅椿宅に侵入したのも…そもそも幼少期も一番悪いのは姉だけど、大人達が結界の外に主人公を保護しに来てるんだから、最初から主人公は大人達に相談すれば良かったんじゃ??昔から禁忌として教育されてるのに…とか全てのトラブルは主人公の浅慮も原因になってる?と気付いてモヤ~です。
そこに「菜々緒は~菜々緒は~」と一人称名前呼びが目につくようになり、モヤモヤが募る結果となりました。

霊力の高さというのは朝飯と血限定なのかな?
まだ妖印や他の五家とか面白そうな要素はあるけど、主人公がずっと守られ浅慮な状態なら読むのを中断しちゃうかも。
夜行が霊力を活かして妖退治してるなら、それ以上の霊力の持ち主な主人公は霊丸100連発くらいの強さを身につけて欲しいです。
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