このレビューはネタバレを含みます▼
貞操観念ゆるめ(というか皆無?)なゲイの樹(受け)と、血のつながらない弟恭太郎(攻め)のお話。
好みの男と適当にやりたい時にやるのがいい、中華を食べたいときに我慢してフレンチ食べなきゃいけないなんてありえない―、な考え方の受け、こういう受け好き。
弟の恭太郎と久しぶりに再会したら超好みのタイプのイケメンに成長してて、誘惑したいけど一応家族なんだからと必死に耐える樹の思考がすごく楽しかったし、樹に対し思わせぶりな発言や態度をし、独占欲丸出しで、樹のこと好きなのがばればれな恭太郎と樹のやり取りというか、じれっとした距離感みたいなものにすっごくドキドキして、久々にめちゃ萌えるわーーーと、途中までは思っていたのに。。。。
ここで3Pかーーーーーーー。3P決して嫌いではないし、すごく萌える3Pだってあるんだけど、この作品の3Pがどうもしっくりこなかった。恭太郎、ずっと樹に一途な片思いしてたのに、あんなに独占欲丸出しにしてたのに、そこで3P受け入れるかな?菅野と殴り合いのけんかでもしてほしかった。どうも納得いかん。
もう一点残念だったのが、貞操観念皆無な樹が、恭太郎との愛にあっさり目覚めちゃう点。「遊んできたけどこんな気持ち初めて」っていうのはBLでよくあるパターンだけど、どうせなら最後まで貞操観念ゆるめでいてほしかったな。「これからは恭太郎だけだよ」みたいなありきたりなこと言ってほしくなかった。とにかくも途中まではほんとに萌えたので余計に残念。