無口な公爵令嬢と冷徹な皇帝 ～前世拾った子供が皇帝になっていました～
押川いい/ベキオ/藤未都也
このレビューはネタバレを含みます▼
過去に出会っていたハムとパイは、悲しい出来事があり離れ離れになってしまいますが、今世で違う立場、姿形で出会うところがロマン溢れていて素敵です。片方はただ成長をして、もう片方は生まれ変わり、前世とは違い美しくて生まれ変わるという設定も美味しい！
ハムから向けられる愛は序盤から育っていきますが、パイから向けられる愛は未成熟のまま。過去と現在とで名称を変えて呼ぶところで、自分で過去と現在を区切ることができ、きちんと愛を受け取り、後世にまで受け継ぐことができているところがストーリーとしても完璧！
あっさり2巻で終わってしまうのがもったいないくらい浸りたいお話です。
絵がとてつもなく美麗で、ハムとパイだけではなく、他のキーキャラも丁寧に描かれているところが好感を持てました。
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