このレビューはネタバレを含みます▼
169ページ挿し絵あり。防衛団の支援課に勤める天涯孤独なヒロインは隊員のセクハラを交わしつつそれなりに充実した日々を過ごしていた。そんなある日ヒロインの支援する部隊に大柄で冷徹そうな男が赴任し…という話。ほんわり現代ファンタジーです。まず国土防衛団という架空の組織ではありますがリアリティがあって惹き込まれました。職場改革のテコ入れというテイで赴任したヒーローですが、番であるヒロインを手に入れるためじっくり機会を窺い、ここぞとばかりにアプローチがえげつなかったです(笑)。そうかと思えば凌/辱したことへの後悔や懺悔から、自ら離れようとする繊細さも持ち合わせており色んな顔が見られました。ヒロインにちょっかい掛けられてキョドるヒーローも可愛かった。なんなのもう(笑)。もともと粘っこいHシーンに定評のある作家さん（私調べ）ですが、それに野性の本能を掛け合わせると…まぁ…すごかった…( ﾟдﾟ)あの場面、殴り殺しても良いと思ったけど、ヒロインの言う通り、確かにあんなくそ男のためにヒーローが手を汚す必要ないわ。胸は痛まないというヒロインの物言いが辛辣で笑った。いいぞいいぞ(笑)。あ、他の方が仰ってるように挿絵はイメージと違ったかも。もっと汗だくで必死な感じが欲しかったです。
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