このレビューはネタバレを含みます▼
九尾家の三男坊 三(みつ)×三のお世話役の狐 つむぎのお話。
本来なら一子で続いてきた由緒正しい九尾家の神通力ですが、3つ子が生まれ力も3等分で それぞれ違う種類の神通力を持つ。
獣化出来ない半人前の狐(みつ)とヒト化出来ない下位の狐(つむぎ)の半ば強引な夫婦です。
作品内容には三の我儘によりと書いてはありますが 実は…。
最初の方で少しだけですが三と母親の会話、性格がよく出ていて楽しい。
えっ?つむぎも変身しちゃったの?ケモ耳可愛いねえ。
ヒト化出来たのには過去にそんな事があったんですね。
つむぎは獣の姿でもヒトの姿でも表情がコロコロ変わって可愛いです。
常にブスッとしている三の心の内も◎
あまり言葉で伝えるのが苦手な三と、従者ゆえ強くは言えないつむぎのスレ違いや、土砂崩れで一の代わりに三が実家の手伝いをしに少しの間離れて暮らすくらいで(結果 三が仕事を覚え人の役に立つ◎)大きな事件は起こらずお話も絵も可愛らしいので安心して読めます。
ケモ耳好きさんへ<(_ _*)>
(総232ページ)