わたしたち、離婚したはずですが?
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わたしたち、離婚したはずですが?

時岡継美/木ノ下きの

ヒーローがポンコツで頼りない!

ネタバレ
2024年1月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 勘違い聖女とヒーロー以外のキャラは好感度高い。
特にヒロインはちょっと弱気だけど、前向きだし誰にでも優しくて好き。
一方、ヒーローはポンコツ!
ラストでヒロインを助けるまでは積極的にヒロインを守る描写がなく、常に聖女に振り回されてる残念な印象しかない。勘違い聖女に強く出れない事情もイマイチ弱いし、ただの事なかれ主義な男にしか見えなかった。
そもそも聖女ってあんな性悪で自己愛が強い人間がやってるなんて違和感あるし国の存亡危機よね。
しかも、力を失ってもまだ子どもに引き継げるなんて最悪でしょ。また、あんな軽い人間が聖女になる可能性大だし、そんな国に住みたくない。
とにかく、ヒーローは
いくら聖女のメンタル云々言い訳したって、
天秤にかけて妻のメンタルにこそ、真っ先に気づいてあげれなかった時点で失格よ。聖女の意地悪にもきづいてないし頼りないから離婚されて当然。
全てが明らかになってヒロインに事情を説明というか、言い訳してる時も肝心のそこを謝罪してないからね。
自分の優柔不断さと事勿れ主義的行動で、
妻をさんざん傷つけていたのは事実なのに。
最後まで性悪聖女に毅然とした描写がなかったし、
聖女が力を失ってなかったら、未だに強く出れずヒロインの目の前でもイチャついてたと思うとスッキリしない。
きっとヒーローはヒロインに対してもとりあえず離婚を受け入れたし、女性とぶつかるのを回避したいタイプよね。
だから、ヒロインは簡単に許さず一旦は離婚してヒーローに心底反省させてほしかった。もう一度最初からやり直すべきだった。
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