このレビューはネタバレを含みます▼
2人の出会いから15年間をリアルタイムで観ているようにドキドキハラハラしました。たかが味噌汁で…と思ったけど、味にこだわる阿久津にとっては当たり前な事で人生そのもの、そして1人抱える孤独さや母親の為に決意した理由を知った時は涙出ました。
お互い仕事に余裕もなくなり言葉にも敏感になって、さらに思いやりや気遣いさえも足らずにすれ違って、あっちこっちにフラフラしてしまった長い15年だったけど、やっと大事な事に気づいて恥やプライドを捨てた阿久津の男らしさに感動しました。
間違えたらやり直して壊れたら修理して何度でも繰り返し繰り返してという文章に、そう人生は簡単じゃないし薔薇色じゃないよね〜といろいろ考えさせられる深い話しだなと思いました。