愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。
海原ゆた
このレビューはネタバレを含みます▼
ミハエルが恋い焦がれた相手のリュシエンヌを溺愛するお話。ミハエルは普段はクールでカッコイイけど、リュシエンヌにだけは甘く優しい表情を見せる所がイイ。リュシエンヌがいなくなると勘違いして、皇帝の近衛騎士までなった心身ともに強い方が涙を流すんです。このシーン必見です。元侯爵令嬢のリュシエンヌは聡明で美しく仕事の出来る女性。だけど傲った所も媚た所もなく心優しいくて、リュシエンヌの方がまるで聖女のよう。だけど真面目過ぎて、契約結婚と勘違いしたり、ことの最中に感想を伝えようとしたり、ちょっと天然ポイ所があって可愛らしいんですよ。この完璧すぎない所に好感が持てます。まだまだ色々なお話が期待出来そうなので、この二人がラブラブでいられる展開を楽しみにしたいです。
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