このレビューはネタバレを含みます▼
BLというよりも、孤独な龍と、ある意味孤独な弟王子の救済のお話です。
ぞんざいな態度とは裏腹に人に興味を持ち、人を壊したくない(力が強すぎて壊したり殺したりする気はなくても壊れてしまう)、人と話したい、人を知りたい、独りは嫌だと願う龍が労しい。
弟王子も絆されていって、また、龍が孤独で自身の孤独とも同じであると気付きます。
龍は暴君かと思いきや犬でした。
話は変わりますが、あの龍が守護神として人を守り戦っていたら、敵は瞬殺で終わってしまって、自衛力は0になっていたでしょうねと思いました。
続きと言いますか、他のエピソードも読みたくなります。
もっと、二人の心の距離も近付いてラブに発展していくお話も読みたいです。
龍の心が、そういう風になるには、かなり時間がかかると思いますが、想像すると楽しい(笑)