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攻めの心情は行動や表情の変化で汲み取ろう

ネタバレ
2024年2月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めが執着心独占欲を募らせる話がとても好きです。今まで本気で人を好きになったことがなかったりクズムーブかましたりしてたら尚更最高。この作品の攻めはそんな個人的好き要素が全部詰まってます。飯島(受)がタダ飯狙いの新歓コンパで知り合った長田(攻)はイケメンで頭も良く話しやすい人。しかしその正体はヤリサーで超有名な独研の会長で飯島の友曰く「どんな相手でも食っちゃうヤバいやつ」でした。警戒心の欠片もない飯島はまんまとお持ち帰りされて長田の好きなように遊ばれてしまうものの、飯島的には「全然アリ」であっさり好きになってしまいます。流されてはいけないと一応は思いつつも長田に誘われると簡単に流されるし、犬扱い(まさかの物理)されても長田が好きだから受け入れます。独研副会長の川副に対長田のカースト最上位はセ フレというポジションだと吹き込まれた飯島は、長田に好きとは告げてもセフ レ以上になることは望みません。そしてそれを長田は何故か面白くないと思うのです。飯島から付き合ってと言われたら今までそうだったように捨てようと思ってたであろうに。長田はうんざりしていました。長田本人ではなく跡取りとして見ていない父からの干渉や、サークル仲間からはその場を映えさせるアクセサリーのような扱いや一方的な愛情の押し付け等、長田の心に土足で踏み込むも決して本質を見ようとしない周囲に。そんな長田に、ただ純粋に長田のことが好きだとだけ伝える飯島はこれまで関わったことがないタイプで、カモだと思いつつも底が知れず興味深い存在であり、長田自身も自分の気持ちを持て余します。遊びのつもりで抱くも行動に変化が現れ、他人から見える場所にマーキングしたり強引で激しく進めたりと顕著です。NTR趣味の川副が結果的に当て馬になってしまったのが可哀想ではありますが彼は良い仕事をしてくれました。ところで冒頭で挙げた攻めの好き要素、もう2点追加させて下さい。痕跡つけまくる事と今までのエチでは服を着たままだった攻めが服を脱ぐ!これですよこれ!長田は「本気になった」後でも簡単に好きとは言わないタイプですが、6話最後の言葉がとても熱くて長田らしいなと思うのです。番外編で糖度が増してて良かったです。飯島のことめっちゃ大事にしてるじゃん...素敵。あんな飯島の表情見てしまったら、長田がプレイのふりせず素直に好きだと伝える日も近いのでしょうね。
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