精霊幻想記
」のレビュー

精霊幻想記

北山結莉/Riv

中間くらいはとても面白いけど

ネタバレ
2024年2月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ はじめは、第三者的な描写に主観的表現が入っていて読みにくかったりして、文章が未熟で没入感が無かった。で、だんだん文章とかがうまく、素晴らしいライトノベルになって。
でとても面白かったのに、神だ超越者だ?の話になって、もう読むの無理になった。てゆうか、人の物語がうまい作品だったのに、神って。しかも細かいルールを定めるなんだそれっていう俗物的な神。もう人の物語じゃないし、そもそも人を超越した存在が人の俗物的な価値観もそうだし感情もそうだしが突然出てきた時点で萎えた。それまでのドロドロした人間くさかったこの物語の魅力はどこいったよ?時間とかもそうだし、存在が超越してしまったら、どうでもいいことになるじゃない?人の価値観とか神様からすりゃただの趣味じゃん。記憶をいじれるなら、何があろうと価値ないでしょ。簡単に死ぬし、人生には限りがあるし、だからこその人間であって。超越した存在がそんなことを気にするかね?この物語は転生があるからそもそも人の価値観がギリギリで成立してたのに。人間的な部分を描くのがうまい作品だったのに、もはや個人なんてどうでもいいだろくらい壮大にしてしまったたために駄作になったと個人的には思う。スゲー楽しく20巻くらいまで読んで、そのあとめちゃくちゃガッカリした。
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