ロイヤル・ウェディング Ⅲ 公妃の憂鬱
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ロイヤル・ウェディング Ⅲ 公妃の憂鬱

ステファニー・ハワード/秋乃ななみ

セールだったので…。

ネタバレ
2024年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 買ってみてから他の方々のレビューを見て、「失敗したかもー!」(汗)となりました。
読むとやはりレビュアーさん達の気持ちが良く分かりました。このヒーロー、もの凄くサイテーですね。
公国のアラサー君主とヒロインはヒロインが幼い時に知り合って、ヒロインとしてはその頃の印象が強すぎて彼に憧れを抱き続けて大人になったばかりの時になんと幼い時からの夢が叶って夫婦となる。が、結婚して息子も産まれてるのにもう別居状態から物語は始まってて。
この作品の嫌なところは先ずは絵が苦手だから先入観で「あっ、美しくない」と思いながら読んだという事と、ヒーローが立場からなのか大人としての振る舞いなのか知らんけど、妻に対して妻の不安を1つも解消してやろうとしないこと。しかもラスト近くまで。妻が周りのゴシップ記事を鵜呑みにしずきってのもあるけど、でもヒーローがそのゴシップに対して何も説明しないからであって。妻は一回りも年下だし君主の妻という慣れない環境もあるのに妻の周りには頼りになるメイドもいないし。
おまけに愛人とされてるフィオナ。この人も元カノで伯爵令嬢で世間知らずだろうけど、でも既婚者で君主の元カレと妻が不在の時に相変わらずベタベタとって。ゴシップ記事くらい読んでるはずだし、周りから自分と君主がどう見られているか知ってるはずなのに。それと妻が君主の部屋で見つけたフィオナからの意味深なFAX。その意味を問われたヒーローは逆ギレして妻をなじるなんてね。
妻も妻で疑いすぎてるくせに突き放せない、その事でもイライラ倍増。極めつけはヒーローがやっとフィオナとの関係を妻に誤解を解くために話してるシーンでヒーローは「妃を選ぶ際に厳選されたリストから君を選んだ…。容姿経歴年齢…」とか言ってたけど、普通に人間としてムカツキますけどね。君主か王様か知らんけど、何がそんなに偉いの?。ただずっと周りの国民から支えられてて代々続いてるだけでしょ?って思わざる得ないけど。別に神様が決めた訳でもないのになー?って。
この展開からのラストの嘘みたいな幸せ家族像ではハーレクインとして憧れを感じられなかったです。
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