元宮廷錬金術師の私、辺境でのんびり領地開拓はじめます!
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元宮廷錬金術師の私、辺境でのんびり領地開拓はじめます!

たかはしツツジ/日之影ソラ/匈歌ハトリ

もったいない

ネタバレ
2024年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の錬金術能力が高スペで今後どんな役立つものを作ってくれるのか、それが周囲に認められていく過程も楽しみです。
義妹のリベラが宮廷錬金術師としてどうなっていくのか、婚約者や周囲の評価がどうなっていくのかなどのざまぁ展開は今後も見たいと思いました。
気になったのは、孤児院で育った幼馴染のお兄ちゃんが貴族の養子になっているのは、あり得ないご都合展開でちょっと冷めます。孤児院に慈善活動で週1で通ってた貴族のお兄ちゃんとかなら話が入って来るんですけど、いくら跡取りがいないからって、何の特殊能力も持たない孤児院の子を貴族の跡取りにはしないと思います。どうしても跡取りをもらうなら、下位貴族の次男や三男など跡を継げない子を養子にもらうかと。1番キツいのは、家のメイドが主人に足蹴りしたりタメ口なところでしょう。護衛やメイドと主人であるトーマの仲が主従を超えた上下関係のない仲であることを表したかったのだと思いますが、やりすぎかと。あり得ない設定や態度で冷めてしまいます。そして私はメイドのキャラが受け入れられませんでした。猫耳メイド男口調で、童貞オタクの理想を描いたようなキャラで見ていて痛いです(言動全て)。男性向けハーレムラノベが好きな人には大好物なキャラかもしれません(男性向けハーレムラノベにはだいたい1人はケモ耳美少女が出てくるので)。猫耳メイドを今後も見るのはキツいので、今後は出来るだけお屋敷の描写が少ないといいのですが…。2巻が出ても買うのは後回しになりそうです。
主人公の錬金術や義妹の様子は気になっているので、足を引っ張る要素がもったいない作品ですね。
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