<スパダリ自衛官シリーズ>双子を秘密で出産したら、エリート海上自衛官に溺愛のかぎりを尽くされています
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<スパダリ自衛官シリーズ>双子を秘密で出産したら、エリート海上自衛官に溺愛のかぎりを尽くされています

木登/春路ON

好きな作家さん

ネタバレ
2024年2月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 心理描写がお上手で、ラノベというよりもっと深いお話を書く作家さんだと思ってます。今回も父の死から2人が結ばれてすれ違って離れて双子を産んで再会してまでのヒロインの心の内がよく伝わってきて、良かったです。その分、後半の尻すぼみ感が否めなかった。今回説明的な文章が多かったのも目についてしまいました。
ヒーローが自衛隊員である設定もまた少し中途半端なような。私は自衛隊ものが好きなので余計気になりました。(ヒロインと双子に会うため、毎週、県を越えての外泊なんて、申請するのも大変そうやし、許可出るのかな?海自の幹部なのにいいの?とか)
あと、さらっと大地震からの災害派遣に行くくだりがあります。(私も北陸住みなので、今回の元旦の地震を体験してます)ヒーローはそもそも、自衛隊の災害派遣の様子を見て自分も自衛官になったような説明がありましたが、いざ自分が派遣された時はヒーローサイドなく、あっさり「2ヶ月して少し痩せて帰ってきた」という描写だけでした。そうなると、果たして地震のエピソード必要??と思ってしまいました。
と、だいぶ辛口になりましたが、前半はほんとオススメですし、元々とても期待してる作家さんなので、次回作も楽しみにしてます。
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