このレビューはネタバレを含みます▼
小学生の頃にリアルタイムで読んでいて、当時の私からするとちょっぴり年上のお姉さんやお兄さんたちの恋愛模様をドキドキしながら見守っていた記憶がおぼろげながらにあります。懐かしくなってこの度読み返してみたら、すすき野原での星のかけらの思い出、ラジオでのキュンとするメッセージ交換、クッキングクラブでのわちゃわちゃしたやり取りなど、ときめいた場面や楽しい場面は結構鮮明に覚えていたのですが、結構重要な真理子との拗れまくった切ない三角関係の部分がほぼほぼ記憶から抜け落ちていて、「あんなに当時夢中になっていたのに私の記憶力って一体・・・💦」と、愕然としましたね〜。
まぁそんな事はさておき、久々に読んだ本作は相変わらず読者の心を掴み、読ませる力があるように感じました。もうピュアではない汚れた大人の私は香澄ちゃんにもっと恋に貪欲になって欲しいと思ってしまいましたが、そうなれない真っ直ぐで優しい友達想いの香澄ちゃんだからこそ、久住くんのハートを射止めることができたのでしょうね。