好きになってもかまへんで【単行本版】【電子限定特典付き】
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好きになってもかまへんで【単行本版】【電子限定特典付き】

斧原ヨーコ

風紀が乱れております。。。

ネタバレ
2024年2月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ クズ男×ダメ男、+クソ女。好みか好みでないかで言ったら、全く星5では無い。でも、この組み合わせ、見事に描ききってて素晴らしい。クズはクズだし、ダメはダメだし、クソはクソ。キャラ達がしっかり躍動して、なんとも残念で愛しいストーリーです。斧原先生の作品は2冊目。「兄の元カレとする恋は」も、癖強キャラの本棚に入れている作品で、攻めのクセの強さが際立つ面白さでしたが、こちらもキャラの濃さでは負けてません。女子まで絡んで、こちらも強烈。BLの女子絡みは気になる方では無いので全然良いんですが、女子の好みはある。こちらの女子は、まぁ、なんとも。高校の時、sexしていた盤×綾人。高卒から大学最後の年まで、関わりを持たずにきた綾人の前に、盤は何事もなかったように現れて、しつこく交流を持とうとします。盤の綾人への執着、ヤリチ◯盤に抗えず流されてしまう綾人。これって、大好物の両片想いでは?でも、クズ男盤と、ユラユラ揺れるダメ男綾人、そこに綾人の元カノのゆのがガッツリ絡んで、両片想いのトキメキを見事に玉砕してくれます。三者三様、エゴで節操なく情けない。最後までキャラ変せず、絡んできたゆのに至っては、もうある意味立派だ。なんにせよ、盤が酷すぎるヤリチ◯なのにモテてる、が全ての元凶で、ホントにホントにダメなのに。クズ過ぎるのに。なんとなく気がついてしまった。クズ攻めは、嫌いじゃない…
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