ゴールデンカムイ
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ゴールデンカムイ

野田サトル

素晴らしい

2024年2月12日
日露戦争後の北海道が舞台の、不死身の杉元とアイヌの女の子のアシリパの物語です。戦争や歴史上の出来事をデフォルメしながら絡めたり、大自然、アイヌの文化、少数民族問題などなどが、金塊を追う様々な人々とともに描かれた、とにかくスケールの大きな素晴らしい作品です。それを一気読みできた幸せよ…漫画好きの身近な人に勧めたところ、絵が苦手と言われてしまいました泣。確かにクセ強めの絵ですが、凄まじい画力だと思います。風景、特に動物が多く出てきますが、野生の躍動感がすごい!人物もたくさん出てきますが、モブに至るまで顔の描き分けが完璧です。そして扱うテーマに関して詳細に取材されたことがよく分かるし、それを丁寧な絵で表現してくださっていて、早く早く物語を追いたいのに、ページをいつまでも見入ってしまうような、そんな魅力のある漫画です。とにかく、一読を強く!お勧めしたい作品です!
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