このレビューはネタバレを含みます▼
面白かったので調べてみると、実際に江戸時代末期に八百善とゆう高級会席料亭(料理茶屋)があったようでお話に出てくる大七とゆう料理茶屋も実際に向島にあった店のようです。八百善とゆう茶屋は向島ではなく山谷(現在の浅草)にあったらしくあまりにも有名な料理茶屋で徳川家やペリーも通ったほど。なのでモデルとして使ったのかな〜と思いますが、それでも江戸時代の風俗・文化が分かりやすく絵で表現されていると思います。せっかく絵が綺麗なのでもっと料理の詳細だったり風呂の文化についても描かれてるといいなと感じました。江戸時代の風呂は基本的に行水か銭湯で糠袋を使って体を綺麗にするようで、火の始末が難しい事から武士や商人でさえ個人風呂はなかったそうですが、この頃繁盛した料理茶屋のいくつかには風呂を所有していた店もあるようですのでそうゆう場面も見たいですね😃料理茶屋の敷地なども史実をもとに描かれているようですので見応え有り❗
ストーリーを重視していてコマ割りもキレイなので読んでいて面白い。
実際の八百善の茶漬けの話とゆうのがなかなか面白い逸話なので興味ある方は調べて見てください😊
(追記)読んだ後すっかり江戸文化にハマり、江戸時代の料理も自分で作ってみたりしてしまったくらいです。色っぽい八重辰と男らしい寅次の生きる時代に想い馳せながら江戸料理に舌鼓を打つのもオツですよ。