このレビューはネタバレを含みます▼
1巻195p、2巻211p、3巻195p。東京の下町の化け猫と人間の共存する商店街。祖母が残したお店を切り盛りしている智聡。密かに化けている猫たちとの仲介人の智聡のまわりは忙しく相棒的存在の小虎と走り回っている事もしばしば。ほのぼのとした優しいストーリー。2巻11話の智聡の幼い頃の誕生日のストーリーが、智聡も祖母もどちらも優しくて自然と涙が出た。相手の事を思いやれる素敵な話。どの話も楽しめたけれど小説家の先生と深藍の話も好きだった。不思議体験を不思議と思いながらも何となく受け入れている姿とお節介せずにはいられない姿が面白い。良かった。