無色透明
」のレビュー

無色透明

タクミユウ

読者を不完全燃焼させるところが好き

2024年2月16日
この作家さんの作品の多くは読者を不完全燃焼させるタイプで、そこがすごく気に入っています。あからさまなハッピーエンドではなく、でもその中で登場人物がもがきながら自分の行く方向を見つけて行く様が好き。祐仁のような、一歩間違えれば知的××の人って確かにいます。その人に愛されて自分が優位に立てるにも関わらず、何故かその人の一挙手一投足が気になって囚われてしまう。隆一の混乱する気持ちが伝わってきました。
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