愛してって君は言う
」のレビュー

愛してって君は言う

桃尻ひばり

個人的には最高のラストでボロ泣き

ネタバレ
2024年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結末がちょっと。。というレビューを見てしまったのですが、個人的にはめちゃくちゃ良かったです!!(少しラスト後の妄想入ってますw)やっぱりひばり先生好き。200年眠っていた人間が目覚め、そこはアンドロイドが人間をペットにしている世界。そんなに眠ってて視力や筋力は大丈夫なの??と思いましたがそこはファンタジー。無視しましょうw 感情をもたないアンドロイド攻め。どうなることかと思いましたが、天使のように美しい純粋なシオンにすぐに心奪われました。ひばり先生の少しふわふわとした絵、特に髪が大好きでシオンにもとても似合っていました。ストーリーも流れも凄く良くて登場人物もいいので、1巻で終わっちゃうのがもったいないぐらい面白かったです。結末も素敵でした。アンドロイドがまっさらになっても個性が残るのだとしたら、それはもう魂なんじゃないかな。。人間は肉体を器にしていて病気もする。アンドロイドも機械を器にしていてバグもある。廃棄が人間でいう死なのかな。。なんて考えてしまいました。泣く=バグというのは悲しい。感情がなければ争いは減るけど幸せも減りますね。シオンは心を持って凄く幸せそうだったな。こんなアンドロイドだったら、機械相手になにやってんだろ、、という虚しさもないですね。きっと拓真がおじいちゃんになってもシオンは変わらず「かわいい」って言ってくれるだろうし、死ぬ時も凄く悲しむと思います。拓真がいなくなった後は、レイや植物、鳥やウサギ達、消える事のない拓真の記憶と共に平和に過ごして欲しいです。私はとっても感動したし、心に残る作品でした。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!