この度、冷酷公爵様の花嫁に選ばれました 捨てられ王女の旦那様は溺愛が隠せない!?
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この度、冷酷公爵様の花嫁に選ばれました 捨てられ王女の旦那様は溺愛が隠せない!?

大羽ふみ/アルト/白皙

これじゃないといけない、というお話では…

2024年2月18日
よく言えば読みやすく、よくある設定でなじみやすい物語です。ただ、悪く言えば「この本でなくてはならない」というものに薄く、表紙をみても「どんな話だっただろうか」と印象に残らない物語でした。

あまり良く思われていない立場の脇腹出生の貴族の幼なじみ二人が、政略結婚という形式ながらも仲むつまじく互いを思い合いながら波瀾万丈に手に手をとって乗り越えていく物語「になっていくのだろう」と思います。

なっていくのだろう、は予想が安易につく雰囲気であり続きを読む気がないからです。

イラストも見やすく、可愛らしく精霊が出てきたりとお伽噺調で可愛らしいと思います。しかしながらきゅんとくる部分も、主人公ヒロインやお相手に対しこれといって強く感情移入する場面もほぼなく、ほのぼのとしたまま1巻が終わりました。

そんな状態で1巻だけ読んでみましたが、おそらく保留状態にしたまま、続きは購入しないかと思います。
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