百日の薔薇 Maiden Rose
」のレビュー

百日の薔薇 Maiden Rose

稲荷家房之介

全てが美しい!!

ネタバレ
2024年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず、絵の美しさに惹かれます!!3巻の表紙は神です!!
騎士のクラウスは、タキ様が留学した際に出会った学友、兼監視役です。タキ様に惚れ込み、タキ様が帰国する時に、騎士になることを志願して一緒に帰国してきました。タキ様もクラウスのことを特別に大切に思っていますが、彼の思いを受け止めることは出来ません。なぜなら、タキ様は神様とほとんどかわらないくらい、身分の高いお方で、穢れることを許されない立場だからです。外国出身のクラウスにはその思想が到底理解できず、タキ様に手荒な真似をして、愛の言葉を吐かせようとしますが、タキ様は頑として口を開きません。痺れを切らしたクラウスは酷く、タキ様のことを傷つけてしまいます。そして意識を失うタキ様を診察した主治医から、この国でタキ様がどんな存在であるかを知らされ、愕然とします。
後悔をしたクラウスから、もうタキ様の身体には触れないと伝えられますが、その時のやりとりやクラウスの言葉が、どうにもならない二人の関係をよく表しているようでとても切ないです。
戦闘シーンがたくさんあったり、二人の関係がどう変化していくのか、ハラハラドキドキしていますが、できればハッピーエンドを所望してます!
あと、完結しますように!
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