傷モノの花嫁
」のレビュー

傷モノの花嫁

友麻碧

王道ドアマットヒロイン。

ネタバレ
2024年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 386ページ(うち、あとがきを併せた本編357ページ)挿し絵なし。五家の一角の許嫁ヒロインは従姉の陰謀により穢れた存在となり、家族はもとより世間からも疎まれていた。そんなある日、運命的な出会いを果たし、五家のトップの男と婚姻関係になり人生が一変する…という話。今流行りの和風ヒストリカルです。内容もさして他の作品と遜色ありません。ただ、時代考証するに明治から大正あたりと思われるのにも拘わらず、口調が現代的過ぎて違和感を覚えました。今まで数多読んできた現代日本ものの作品でも「つーか」を使ってるものは読んだことがなく、衝撃を受けました。接続詞の抜けが多いし、チョイスしてるワードも拙いし、プロのレベルを疑います。肝心の本編ですが、ヒロインは高い霊力があったから娶られて良かったですが、仮に霊力が低かったらと思うと。風貌といい霊力といい本人の努力のしようのないところで勝負付けが済んでる感じがして、暁美が可哀想だなと思いましたね。(まあ暁美も努力を怠りましたが)ヒーローも特出して魅力がある訳では無いし、私にはちょっと退屈に感じた作品でした。辛口ですみません。
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