北海道×動物=傑作の法則?!





2024年2月23日
動物版法医学!!動物好きな方、ミステリ好きな方にオススメです!そして、佐々木倫子先生の『動物のお医者さん』や荒川弘先生の『銀の匙』をお好きな方は絶対に(独断と偏見 笑)ハマると思います!!
主人公は記憶力抜群の高校生・当麻。少し独特の視点を持っていて、動物の死に触れた際にその動物が最期に何を見たか、何を思ったかという動物視点で謎を追っていきます。当麻といいコンビになるのは、同級生の茨戸。冷静かつ、豊富な知識でサポートしてくれます。他にも茨戸の姉で獣医師の雷火さんや、後に当麻と茨戸が入ることになる大学の先生たち、先輩たち、高校の同級生など、いいキャラがいっぱい出てきます。
その『いいキャラ』たちはある意味少年マンガ的なデフォルメがされているのですが、動物の描写はめちゃくちゃリアル!それがいいギャップというか、バランスというか。そしてストーリーも、人間視点と動物視点ですごくバランスがよくて、『かわいい』だけでも『かわいそう』だけでもなく、リアルな結末の中に希望が描かれているのがいいです。
本作独特な構成として、サブタイトルに動物の名前がつき、1話から数話で完結する章を積み重ねていく形になっています。そしてその章の終わりに時々、本編の時系列とは別に『遠い未来の話』としてその動物の一生や、最期の描写があったり、当麻たちの将来の姿を垣間見せてくれることがあって、それが。。。すごくいい!!章ごとに短編集のように完結してくれるのでスッキリするし、未来を知った上で現在の時系列で彼らを見守るのは、読者だけが秘密を知っているようでニマニマしてしまいます!笑
登場する動物たちは、北海道が舞台ということでならではの『クマ』や『シマエナガ』や『シャチ』などから、『イヌ』や『ネコ』や『ニワトリ』まで幅広いです。そして浅山先生は、動物の表情や目を描くのが上手すぎる!!『えっ?動物に表情ってある?』と思われたそこのあなた!!(笑)読んでみてください、わかりますから。
法獣医学ということで『動物が死ぬところは見たくないな』とか、『動物がかわいそうな目に合うのは許せないっ!』とか思われるかもですが、ぜひたくさんの方に読んでほしいです。『死』を通して『生』を描いているのだと思うし、動物を通して人間を、そして人間を通して動物を描いているのだと思います。
主人公は記憶力抜群の高校生・当麻。少し独特の視点を持っていて、動物の死に触れた際にその動物が最期に何を見たか、何を思ったかという動物視点で謎を追っていきます。当麻といいコンビになるのは、同級生の茨戸。冷静かつ、豊富な知識でサポートしてくれます。他にも茨戸の姉で獣医師の雷火さんや、後に当麻と茨戸が入ることになる大学の先生たち、先輩たち、高校の同級生など、いいキャラがいっぱい出てきます。
その『いいキャラ』たちはある意味少年マンガ的なデフォルメがされているのですが、動物の描写はめちゃくちゃリアル!それがいいギャップというか、バランスというか。そしてストーリーも、人間視点と動物視点ですごくバランスがよくて、『かわいい』だけでも『かわいそう』だけでもなく、リアルな結末の中に希望が描かれているのがいいです。
本作独特な構成として、サブタイトルに動物の名前がつき、1話から数話で完結する章を積み重ねていく形になっています。そしてその章の終わりに時々、本編の時系列とは別に『遠い未来の話』としてその動物の一生や、最期の描写があったり、当麻たちの将来の姿を垣間見せてくれることがあって、それが。。。すごくいい!!章ごとに短編集のように完結してくれるのでスッキリするし、未来を知った上で現在の時系列で彼らを見守るのは、読者だけが秘密を知っているようでニマニマしてしまいます!笑
登場する動物たちは、北海道が舞台ということでならではの『クマ』や『シマエナガ』や『シャチ』などから、『イヌ』や『ネコ』や『ニワトリ』まで幅広いです。そして浅山先生は、動物の表情や目を描くのが上手すぎる!!『えっ?動物に表情ってある?』と思われたそこのあなた!!(笑)読んでみてください、わかりますから。
法獣医学ということで『動物が死ぬところは見たくないな』とか、『動物がかわいそうな目に合うのは許せないっ!』とか思われるかもですが、ぜひたくさんの方に読んでほしいです。『死』を通して『生』を描いているのだと思うし、動物を通して人間を、そして人間を通して動物を描いているのだと思います。

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