私が見た未来 完全版
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私が見た未来 完全版

たつき諒

信じるも信じないもあなた次第

ネタバレ
2024年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2024年1月1日に能登半島地震が起き、気持ちが沈んでいた時にこの本のことを知り購入しました。前半(p.12~p.91)は予知夢編、後半(p.92~p.213)はミステリー漫画編です。まえがき、目次、あとがきあり。
筆者は1954年生まれ、1975年に漫画家デビューし、1998年9月の作品を最後に事実上引退のような形に。1999年に単行本になった「私が見た未来」の中で「大災害は2011年3月」と書かれていたことが話題となり、2021年に完全版として再版の運びとなった模様です。
1976年ごろから夢に見た印象的なことをメモにとりはじめ、夢が現実になる不思議な体験をされたそうで、読んでいて思うのは全くの嘘ではないのだろうと。2011年3月の大災害を予言されたというのが大きいのですが、夢と現実に起こったことを事細かに比較対照されているところなど信憑性があるのではないかと思います。わかりませんが。霊感ヤマカン第六感、虫の知らせ、そういうものを完全に否定する材料もありませんので。
完全版の出版にあたり、「本当の大災難は2025年7月にやってくる」という新たな予知夢が加わりました。震源地として見えたのは、北は日本、西は台湾、南はインドネシアのモロタイ島、東はマリアナ諸島を結ぶひし形の中心。ただ2011年3月と見えたときは「大災害」というイメージだったのが「2025年7月」は「大災難」と見え、もしかして原因が人為的なものによる「災難」なのかなと書かれているところが恐ろしいです。
評価はとりあえず星4で、もしも予言が当たっていたら星5にしようと思います。ただその変更を私ができるかどうか…。とにかく災害はいつ来るかわからないのでなにがしかの備えをすることは無駄ではないと思います。ノストラダムスの大予言や2000年問題なんてのもありましたから気に病まれませんように。
2021年10月 総219ページ
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