感動する傑作





2024年2月25日
先生の作品って目を背けたくなるような心の根深いところを痛く突き刺してくるんですよね。とても美しい作品だなと思います。共依存のような関係に見えますが、相手を想い離れる事、幸せをただ願う事が出来るところに深い愛情での繋がりを感じます。無機質なハオレンの目が輝いていくところや、ちょこちょこ千紘にムラッとしてるのたまらなく好きです。喧嘩の後、玄関でずっと待ってるシーンが、幼少期のハオレンの寂しさがあらわれていて切ないけどお母さん的存在の千紘が居て本当に良かったと、繰り返し読んでしまうシーンです。伝えたい言葉がある時に1ページ使って表現されているところは、言葉の余韻が伝わるし圧巻です。2人がやっと見つけた幸せをずっと紡いでほしいなと思います。読み返す度に新しい感動をくれる作品です。

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