九番姫は獣人王の最愛となる
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九番姫は獣人王の最愛となる

すなぎもりこ/ワカツキ

獣人で番モノの王道

ネタバレ
2024年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 365ページ。
クズな父王から獣人国に嫁ぐよう言われ、側室として嫁いだらなんだかんだで番と分かって溺愛される、という番モノの王道なお話。後半は側近達それぞれの番との話で、中編と沢山の短編、といった感じでした。
番モノの、見つけたら一途余所見なし、というのが大好きで読んだのですが、こちらは出会う1年前まで側近含め皆が清々しいほど性欲解消しまくってるという本能に忠実な獣人らしい設定で、そこだけ好きになれませんでした。
男性陣が番と結ばれるたび、番最高!他と全然違う!ってなるたびモヤッとしました。
女性陣は毎度何故か処女で、そこもモヤっと。
他は、鉄板の番史上主義で素晴らしく、作者様の読みやすい文体で楽しく読めました。
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