無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です
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無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です

夜光花/サマミヤアカザ

話は面白いけど、BLとしては物足りない

ネタバレ
2024年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 評判通り、愚鈍扱いされていた主人公が成り上がっていく様子はスカッと小気味よくて面白いです。
続きは気になるので3巻まで読みましたが、攻めのシュルツの描写が少ない上に、活躍シーンもあまりないので他の近衛騎士とあまり代わらない立ち位置で攻の存在感が薄い。
夜光さんの魔法もので騎士と身分差と言えば少年は神シリーズをどうしてもイメージしてしまいますが、この物語の攻はランスロットをとても薄味にしたような感じ。
主人公も頭が良すぎて迷いも葛藤もなくブレないので、攻への感情も極めて打算的というか理性的というか。
その代わり読んでいて気持ちよい主人公なのですが。
次回からラブ増量を期待します。
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