このレビューはネタバレを含みます▼
久しぶりに最新話(56巻)まで読み返し。
改めて幼い頃に負った美羽の弟を死なせてしまった事とその後の家族の崩壊(ある意味自分が壊してしまった)というトラウマは大人になっても尚重くのしかかるのは嫌という程分かる。
そしてある意味共依存な関係の壱也と個人的には手くいって欲しかった。でも美羽には死と隣り合わせの人はやっぱり無理なのかもしれない。
そして蒼介。10代の男の子らしい真っ直ぐな性格は良いのだけれど、そこには自己満足しか見出せなくて素直に応援できない。大事な人だからこそ相手の気持ちを汲み取って自分でも言ってた「信用を取り戻す」「大人になる」ようグッと我慢できてたら良かったなぁ。結局は寮まで行って顔を見るだけと言いながら姿を現してしまったし。そこが残念。
きっと最後は蒼介を選ぶのだろうけれど、どんな風に着地するのか気になります。