少年の残響
」のレビュー

少年の残響

座紀光倫

1人の人間

ネタバレ
2024年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の儚げな少年たちが目にとまり購入。かつては孤児だった少年たちは勉学に励み、合唱団で美しい歌声を響かせ、その傍ら“ツアー”という名の依頼を受け生活をしています。“少年”というあまりに短く脆いその時のそれぞれの想い、葛藤や苦悩が痛々しく切ないです。重い内容ですが、少年たちが個性豊かで子どもらしい一面もあるのでそこでホッとします。そして“大人”も“子ども”も1人の人間としての心があることを忘れてはいけないと思います。クリス先生が言っていた“子どもたちが安心して幸せに暮らせる居場所”。子どもたちの輝く未来が見えました!
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