特装版 恋をするつもりはなかった-double-【電子限定描き下ろし付き】
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特装版 恋をするつもりはなかった-double-【電子限定描き下ろし付き】

鈴丸みんた

そっと寄り添って...

ネタバレ
2024年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一個人の感想です。ファンの人には閲覧おすすめしません。
続編を読むにあたり、まず前作のラスト~続編の間の妄想は読者に委ねられていることに気づいた。
『ロウ...社会人?大学卒業したんか⋯そっか⋯卒業の「やっとよしのと同じ目線に立てたよ~」的なお気持ち表明あるかな⋯ない⋯てかロウってコネ入社か(ry。』
その結果、わたしはロウ&よしのがそこまで信頼を築けていないように感じた。もはや前作のラストがメリバのように思えてくる。そのうえ何やらロウは新キャラに夢中になっている。よしのの影が薄い。⋯だめだ、頭が追いつかない。おそらく先生の脳内は先の先まで進んでらっしゃる。わたしはそのスピードに追いつけないまま読んでしまい、もやりとした感情だけが残ってしまった。「読者ども、作者の考えについてきやがれ」という作風の作者さんからわかる。きっと先生は違う。読者にそっと寄り添って歩いてくれる、そんな作風がわたしは好きだ。先生の脳内がフルスピードかつ、読者に妄想を委ねてしまったがゆえにレビューがカオスになっている。
もちろんこれが先生と編集者さんの意図なら仕方がない。
でも筆一本やセリフ一つでキャラの好感度は劇的に変化すること、少しでも汲んでくれると嬉しいです。
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