公爵令嬢エスターの恋のはじまり
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公爵令嬢エスターの恋のはじまり

ルーシャオ/カラスBTK

国の衰退

ネタバレ
2024年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 国が末期状態になるよりも早く、宰相が王家直系をもっとも栄えている領へ逃がす。これは婚約破棄よりも力量が問われる仕事だ。
王子の望みを叶えつつ国の衰退を大人が受け止める。子供に背負わせるのではなく、これまで営利を貪ってきた大人のけじめなのでしょう。成人した王族がいるでのあれば、緩やかに衰退を国民に知らせることも可能。
いざという時に、直系が生きていればまた違った道を模索できる。
魔法ではなく科学が発展することで国のあり方も変わることができる。
あの宰相は一体、どこまで考えているのでしょうね~。エスターを巻き込んだ理由が、本当にあの通りなのか、はっきり言って、疑ってます!
食えない狸爺は、いつ頃から国の終りが見えてたのか?!いや〜、上司として頼もしい限りだけど敵に回したら、厄介!!だからこその宰相だろうねぇ

エスターとイヴの未来は明るいけど、レナトゥスの未来はどうなることやら、心配の種は尽きないけど、いずれば落ち着いてくれるでしょう。
じゃないと、エスターが可愛そうだ!!
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