傭兵の男が女神と呼ばれる世界
」のレビュー

傭兵の男が女神と呼ばれる世界

野原耳子/ビリー・バリバリー

ストーリー重視の読者には無理

ネタバレ
2024年3月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ やっぱりこのいかつい傭兵のおっさんが受けというのは違和感でしかなく、それが最後まで消えてくれなかった。
そして攻めもテメレアはまだしも、もう一人の攻めのノアは見た目も中身もショタなのにアソコだけ大人というのがグロテスクすぎてちょっと無理だった。
受け入れないと元の世界に戻れないからというのが理由だが、絶望して死にたがってる傭兵のおっさんが妻子が惨い死に方をした元の世界に戻るために男二人に掘られて孕まされるのを受け入れる流れはちょっとありえないと思う。
その上戦争でガンガン人が死んだり負傷したりの場面のすぐあとにそういう3Pエロシーンが臆面もなく出てくるのでこの人達大丈夫かとしか思えなかった。
戦略的にも、色々おかしかった。
最初に反乱軍が飛空艇で攻撃してきて敗戦してましたがそのまま攻撃されてたらノア王軍は殲滅できてたと思うけどなんでか数ヶ月休戦状態。
その上圧倒的な脅威だった飛空艇がそのあと全然登場してこない不思議。
最後にノアの兄のエドアルドを逃がしたのもいかにもラノベだなあと。
あそこで後顧の憂いを絶ってこそ冷徹な指揮官というもんでしょ。
あの悪役令嬢みたいな葵ちゃんも甘ちゃんな処遇だったしなあ。
とにかくかなりご都合なストーリーだし、キャラも立っているようで首尾一貫しておらず、魅力的と思える登場人物もおらず高い買い物でした。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!