このレビューはネタバレを含みます▼
学校指定のお茶会(という名の建前は交流会、実際はマウント&駆け引き合戦)をサボることによって出会った二人の友情関係が、とても微笑ましくて素敵な一冊でしたね〜。
ヒロインが窮地に立たされたときのヒーローのなんとも不器用な助け舟には笑ってしまったけれど、同時にああいう場や雰囲気が苦手なはずの彼が勇気を出して友人のために行動した姿は、感動的でもありました。
結局最後まで友情の域を脱しないままでしたが、二人だけの月1のお茶会は卒業後も続いていくとの事で、明るい「これから」を感じさせる素敵な余韻の残るエンディングがすごく良かったです。