このレビューはネタバレを含みます▼
八田先生作品は良い意味で私自身余裕がある時にしか読めず、こちらの「紙の舟で眠る」は購入していたものの今日まで読めていませんでした。やはりストーリーは重厚で暗め、それでも絵の綺麗さで読みやすいです。というかほんとにほんとに、絵がとっっっても綺麗なのです。もはや絵だけでも買う価値があると思ってます。いや、絵だけで終わる先生ではないのですが。。何はともあれ、他の方もおっしゃってますが、映画のようなのです。昭和の邦画を見ているかのような。。最後の方のシーンではゾクゾクしてしまいました。これだけ濃厚な物語を、よく上下巻でまとめられたなと思います。何度も読み返して読みたいと思います。大好きな一冊となりました!