二面性。

ネタバレ

2024年3月26日

このレビューはネタバレを含みます▼ 301ページ挿し絵あり。某国王の庶子ヒロインは母の再婚を機に自立を考え、無事騎士団の事務官に就くことに。そこには正体不明の美麗な『雑用係』がいて…という話。ヒロインもヒーローも好感度の塊のようなキャラクターで、ストーリー展開も無理がなく楽しく読みました。中でもサイコパスでありながら趣味お菓子作りという真逆の性質を持つヒーローは魅力たっぷりで、炎先生のキャラデザも相まって最高でした。あの求婚シーンは世に数あるやんごとなきヒーロー作品の中でも名（迷）シーンと言えるでしょうね。まさかのジャパニーズDOGEZA(笑)。最後には仄暗い幼少期のトラウマも払拭できて良かったとは思いますけど、やっぱりクソ皇女の制裁は甘い気がします。その後もボヤかしてるし。どうせならついでに皇帝にも責任取らせたかった。ていうか、どうでも良いけどヒロインの国王の妾の子っていう設定が活かされたのは母親のマナー教室のくだりだけで、婚姻に何の関係も持たせなかったのは意外というか残念というか。

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eri さん

(女性/50代) 総レビュー数：250件

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