淫らなΩは恋をしない【単行本版】【シーモア限定おまけ付き】
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淫らなΩは恋をしない【単行本版】【シーモア限定おまけ付き】

屋敷シマ

スピンオフより先に読んだほうがいい

ネタバレ
2024年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 御曹司転校生αの蒼介とα嫌いビッチΩの七緒のお話。蒼介の従兄弟の凌介(本編では当て馬)と七緒がガッツリヤッてるので、メイン同士以外とは受け付けられない方は要注意。前半の凌介が苦手なタイプで途中まではちょっと辛かったかな…。スピンオフの完結巻を読む前に読んだのですが、あっちでは性格はそのままですが瀬乃に振り回されまくってるので、上手くいかないもどかしさがいい具合に苦手をマイルドにしていたのですが、こっちは前半があまりに俺様が強すぎるし瀬乃とは主人と執事以上はなかったのでモヤモヤが溜まるばかり…。最後の最後で七緒にちょっかい出してたのが全部瀬乃への歪んだアピールだということがわかって、あ、あっちでもこんな奴だった!とちょっと思い出しましたww。でもあまりに他人を蔑ろにしすぎなのは良くないよね…。
メインの二人は世界観がαもΩも性に爛れてる感じなので、蒼介がとてもまともに見えて良かった。七緒のトラウマもかなりキツイもので、そうなっちゃうのもわかるのでそれがわかってからは蒼介に愛されてよかったね…。という気持ちになりました。それまでの流されビッチはちょっとうーんでしたが。
正直言うとスピンオフが好きな子はラストの展開なかったらちょっと辛いのではないかなと思います。あっちを先に読んでたので結構前半の凌介の破天荒ぶりは衝撃でした。その衝撃で初見では前半メインCPに集中できなかったので、ちょっともったいなかったかな。
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