このレビューはネタバレを含みます▼
本編の方は3作目までしか読んでいないが問題なく楽しめた。
とにかくキヨ(攻め)とトモ(受け)のキャラ、関係性がすごくいい!
無口で強くてやさしいキヨと、わがままだけど自分を成長させようと努力してるトモ。いい子たちなんだけど、二人とも変にクリーン過ぎないのがまたよい。この二人の心と体がだんだん近づいていく感じ、ほんとよい。
やっぱりむりやりつっこんだり、いやでもないのにいやいや言うより、こういう関係がほんと安心する。お互い照れてる初々しさもいい。お互い照れてるというのがとっても重要。攻めが余裕ぶってリードしてるBLがあまりにも多い中、このように私好みに二人とも恥ずかしがって、でも過剰な恥ずかしがり方じゃなく、そしてお互いやるときゃやる感じの作品、貴重。トモが慣れてないながらも受け受けしすぎていない点もよい!まさに私のツボにちょうどよい二人。
受けが小柄というのは本来私はあんまり好きではないのだけれど、この作品に関しては、攻めが大きくて受けが小さいというのがあまり気にならなくて、たまたまそういう体格差があった二人、ぐらいの感じで受け入れられた。ほんとキャラがよかったー。すがすがしい気持ちー、ああいいなーーー。
でも★3なのは、本編の方でも感じたのだけれど、攻め受けだけでなく脇キャラとか恋愛面での話の流れとか会話はすごくいいのにその背景にあるお話の展開がいまひとつ物足りなく感じたから。ほんとキャラはいいのに、惜しい。