傲慢な愛の独裁者
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傲慢な愛の独裁者

妃川螢/水貴はすの

シリーズ5作目。最高です!

2014年3月18日
R.C.Sシリーズラストの5作目。
もう、面白かったですっ! ほんと面白かった!
R.C.S社長の各務と、彼の右腕で親友・恋人の巽のお話。既にくっついてますが、くっつく過程の回想もあります。
紹介文にもありますが、二人の関係設定は結構ヘビーです。根底にはR.C.S設立のきっかけとなった各務の父の死がありますが、単純なその謎解きではありません。この5作目で描かれているのは最後の黒幕はもうわかっていて、追い詰める最終局面の段階。その過程で二人のそれぞれの立場、想い、葛藤が描かれています。これ以上はガッツリネタバレになるので控えますが…あーしゃべっちゃいたいっ!
これ単体でも楽しめますが、2作目・4作目のキャラが総出演的な感じで、しかも結構重要。なので、あらかじめ読んでおいてからの方が格段に楽しめるかと。特に4作目は各務の弟が主役の話ですし、5作目は各務父の事件絡みなものなので、弟のキャラをわかっていた方がより良いのは間違いないです。
シリーズ他の作品も面白かったですが、やっぱりこれがダントツです。
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