運命の比翼~片翼センチネルは一途なガイドの愛に囀る~
村崎 樹/秋久テオ
このレビューはネタバレを含みます▼
あらすじと表紙に惹かれ購入しましたが、思っていたほどではありませんでした。自分の番のガイドを昏睡状態にしてしまったトラウマから、他のガイド達を傷付けたくなくてガイド達からの浄化を拒むのですが、その辺りをもっと徹底していれば面白くなったのでしょうが、弱いし、貫き通せないし、子どもだし、攻めに対しては受け入れるまで早いしと、攻めを受け入れてからは都合のよい物語展開で途中からさらっと流し読みしてしまいました。同じ様なテーマと言いますか、設定の本を読んだことがありますが、その作者さんよりも重みも説得力も不足で期待外れになりました。また、文章がおかしいと興覚めしますので校正時に気を付けてほしいです。例えば、「まなじりの上がった目をさらに細め」と、表現されていたのですが、「さらに」の使い方が間違っています。「まなじりの上がった細い目をさらに細め」とかなら解るのですが、むしろ「まなじりの上がった目を細め」だけでよかったと思います。とか、所々気になりました。でも、包容力ある溺愛攻めは格好良かったです。
いいね