たとえ恨まれていても、わたしはあなたが大好きです!
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たとえ恨まれていても、わたしはあなたが大好きです!

最賀すみれ/アオイ冬子

冤罪。

ネタバレ
2024年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 159ページ挿し絵なし。高潔な伯爵令嬢は王太子と婚約し順風満帆に愛を育んでいた。そんなある日、王太子は王弟(叔父)殺害の罪を被せられ、王位継承権は剥奪され、婚約は解消され山奥に蟄居となる。その冤罪の一端を担ったヒロインは王命により数年ぶりに彼と対峙するが…という話。ミステリー要素もあり、大まかなストーリーはめちゃくちゃ面白かったです。しかし、ヒロインのキャラ付けが何でこんなことに状態で。読み終わってみて、ミーハーや無表情がほとんどストーリーに活かされず、その設定が物語の中で浮いてしまってたように思いました。一方で、極度の人間不信を拗らせた結果、ヒロインに冷たくあしらってしまった己に対し後悔をにじませるヒーローsideはとても性癖を抉りました。引っかかるのはヒロインの性格だけですね。それを除けば間違いなく★5でした。レーベル全体に言えますが、160ページ弱でこの値段は高いです。
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